日記20201026 ジョン・ウィックパラベラム

■今日やったこと

・洗濯……早く起きたので乾いた。

・風呂……朝風呂は神。

・炊事……もやし鍋

・アニメ

・TV番組

・映画

・インターネット……様々な揉め事があったようだ。

・八月のシンデレラナイン……好評配信中だ。

■今日観たアニメ

・ウマ娘プリティーダービー #4

・ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 #4

「孤独をおそれない女の子がいる」じゃん。やっぱepisode Soloなんだよなぁ……。

■今日観たTV番組

・モヤモヤさまぁ～ず2 2020年10月25日放送回「千葉県野田市」

■今日観た映画

・ジョン・ウィックパラベラム

シリーズ3作目。最初3部作って言ってたのにいつの間にか5部まであるとか言い出してる。ストーリーはシンプルで明快、見せたいアクションをとことん見せるストイックな1作目に比べて2作目はだいぶとっちらかっていたが、本作はさらにお話もアクションもやりたいこと全部やるんじゃいというとっちらかり感がすごい。1作目のシンプルな良さは失われてしまったが、見どころはたくさんあって楽しい映画だった。

前作で聖域内での殺しをやっちゃったジョン・ウィックは組織から抹殺指定を受け世界中の暗殺者に狙われて大変という話。孤立無援のジョン・ウィックが犬と一緒に頑張る話になるかと予想してたら全然違って、友人どころか敵すらジョン・ウィックに手を貸してくれる。これまでジョン・ウィックは悪魔と恐れられる伝説的暗殺者であるのと同時に職務に忠実な者への敬意を忘れず友誼を重んじる誠実な人物であることが描かれてきたが、だからこそ敵味方を超えて畏怖と敬意を集め、そしてヒーローのような憧憬の対象でもあるという点にフォーカスしたのが本作。敵の寿司屋板前軍団（普段寿司屋やってる暗殺者チーム）は完全にジョン・ウィックのファンボーイで、彼らは伝説的暗殺者ジョン・ウィックと本気の殺し合いができることに喜びを感じている。彼らが本気で殺すつもりだったら3回くらいジョン・ウィック死んでる場面があるんだけど彼らはもっとジョン・ウィックと戦いたいからすぐに殺さないで、「思ったより動きが鈍いな」「彼には5年もブランクがある」「それでも、"ジョン・ウィック"だ」なんて憧れの選手と対戦することを喜ぶスポーツ漫画みたいな会話をしたりする。本作では「報い」という言葉がよく使われて、ジョン・ウィックや彼に手を貸した者たちがルールを破った「報い」のことなんだけど、「報い」に追い詰められるジョン・ウィックはそれまでの彼の誠実な生き方によって得た畏怖、敬意、憧憬によってその生命を救われるという正の「報い」もあるっていう筋立ては素敵だ。自分がやった悪いこともいいこともやがて自分に返ってくるという理想論的な因果応報の世界。道徳の時間とかにジョン・ウィック見せた方がいいよ。

アクション面はやっぱり1作目のような孤高のアクション映画感は薄れて引き算しきれていない感じが2作目よりも強く出てしまっている。犬とカンフーが融合した全く新しい格闘術"ワン・フー"（言いたいだけ）は犬のチンポ噛みつき攻撃が猛威を振るっててだいぶ良かったけど、馬とバイクの騎乗バトルとかはやりたいだけの気持ちで突っ込んだ感がすごいし、やたら刃物が多いのもね～。刃物もいいんだけど、ジョン・ウィックってまるで刃物のようにインファイトでも銃を使うのがユニークで面白かったんだから純粋に刃物だけ使うシーンを長々やってもって気はするんだよな～。まあその辺は最後のホテルの屋内戦で十分堪能できるようにはなってはいて、キアヌのガントレーニングで見られた超かっこいいリロードとかリコイル制御とかたくさんあって嬉しい。ありえんほど硬い防弾装備の精鋭部隊にいつもよりさらに念入りにヘッドショットを叩き込むジョン・ウィックも笑える。

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キアヌが全身を使ってリコイルを押さえつける挙動（特にショットガン）いいよね……。ショットガンの超かっこいいリロードはこの動画よりもかっこいいやつが本編にたくさんあるよ。

しかしこのシリーズどう収拾つけるのかますますわからなくなってきた。砂漠のボス（砂漠で行き倒れたらボスに会えるシステム何？）とかめっちゃスケールがでかくなってるし。組織上層部の現体制を破壊し新秩序を築いてジョン・ウィックは平穏な暮らしに戻るってのが堅いんだろうけどなんかぬるい気がするし、さりとてラスト・マン・スタンディングでジョン・ウィックだけ生き残るってのも悲しいよね。ジョン・ウィックが死ぬのも悲しいけど。希望としてはジョン・ウィックがあのブサイクな犬に名前を付けて一人と一匹で朝もやの中に消えていく……という画が最後に見たい。イメージソングは『マメシバ』です。

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